世界遺産の下鴨神社にお宮参りをしてきた-事前準備から当日の様子まで-

下鴨神社(正式名勝:賀茂御祖神社・かもみおやじんじゃ)は平安京の造営にあたって、都の繁栄を祈念した神社として知られており、京が都になる前から存在する大変歴史のある神社です。今では世界遺産にも登録されているそんな由緒のある下鴨神社で初宮参りに行ってきましたので、事前の準備や当日の様子をお伝えしたいと思います。

目次

1.初宮参りに下鴨神社を選んだ理由

2.事前の準備

  • 衣装(産着)の手配
  • 記念写真の手配
  • ご祈祷の予約
  • 昼食会場の手配

3.当日の様子

1.初宮参りに下鴨神社を選んだ理由

東西の本殿のうち、東殿に祀られているご祭神の玉依姫命(たまよりひめのみこと)は、縁結び・安産・子育てなど、子どもに関することにご神徳のある神様として知られています。古文書の風土記にはこのご神徳の由来が以下のように記されています。下鴨神社のそばを流れる鴨川でみそぎをされていた玉依姫命のもとに矢が流れ着き、その矢は美しい男神に姿を変えられました。その男神と玉依姫命は結ばれやがて元気な子を授かったという神話から、下鴨神社は古来より縁結び・安産・子育ての神様として信仰を集めているのです。つまり下鴨神社は子どもの健やかな成長を祈願するお宮参りに大変ふさわしい場所といえるのです。

玉依姫命がみそぎをしていたと伝えられる鴨川のほとりから大文字山を仰ぐ。

2.事前の準備

・衣装(産着)の手配

ざっと調べてみたところ、インターネットでのレンタル衣装が目に留まりましたが金額としてはおよそ5,000円程度。また、下鴨神社提携の衣装屋さんでレンタルする場合10,000円程度からと思われます。更にスタジオアリスなどチェーンの写真館でお宮参りセットを頼み最低限の写真注文に抑えれば、衣装の外部持ち出し+スタジオ内での写真撮影付きでも3,000円程度でレンタルできるのでお得かもしれません。

・記念写真

スタジオのみの撮影であれば上述したような産着レンタル対応のある写真館の他に手配する必要はありませんが、せっかく下鴨神社でお宮参りをするわけですから、欲を言えば写真屋さんに下鴨神社まで出張してもらって記念写真をとりたいところです。下鴨神社近く(河原町今出川)の久保田写真館であれば出張費無料でお願いできるので、久保田写真館さんに下鴨神社楼門内で写真を撮っていただくことにしました。電話でのご予約も可能ですが、写真のサイズ感を事前に把握したい場合や詳しい説明を直接聞きたい場合は、実際に店舗に来店されることをおススメします。特に被写体の人数が多い場合、同じ人数で写った写真のサンプルを見せていただけるので、どの程度のサイズを注文すればよいか判断しやすいです。場所は河原町今出川交差点・南西角のビル2階にありますので、ご近所にお住まいでお時間が取れそうな方は一度説明を聞かれてはいかがでしょうか。

・ご祈祷の予約

ご祈祷は当日の受付順となりますので、事前予約は出来ません。私の場合、6月の日曜日の午前中に受け付けましたが、受付後15分くらいでご祈祷をしていただけました。

・昼食会場の手配

初宮参りということで、昼食会場は新生児を連れていけそうな場所であるかどうかがネックになってきます。具体的には授乳の対応がしやすいか、個室があるかどうかなどです。さらに、お祝い事ですので、ファミレスのようなカジュアルなお店もふさわしくないように思います。たとえばホテルのレストランで「お宮参りセット」のようなものがある所は、まず間違いないでしょう。とはいえ、予算にも限りがある・・・。そう、実はお宮参りの事前準備の中でお食事会の手配が一番難しいことに気が付かされました。下鴨神社周辺は下鴨茶寮をはじめ、お祝い事への対応がしやすい高級なお店が点在しております。予算に余裕のある方はそういった選択もいいかもしれません。私の場合、お食事会の予算は一人当たり3,000円程度としていたので店選びが難航しました。結局悩んだ末に、少し距離は離れますが、京都国際会議場ちかくのグランドプリンスホテル京都内の日本料理店”宝ヶ池”を予約することにしました。新生児の連れて行きやすさという点では、個室(座敷・テーブル席の2種類)の用意があることと、赤ちゃんを寝かしておくためのバスケットを準備していただけるので条件クリア。さらにお宮参り専用のコース料理もあり、コース料理は3,000円程度と予算的にも問題なく、すべての基準をクリアしていました。ただし、当日下鴨神社からの移動は車かタクシーになるので、そこだけは気を付けておかなければいけません。ここまでで、お宮参りの事前準備は完了!あとは当日を待つのみです。

グランドプリンスホテル京都のロビー。町の喧騒から離れた宝ヶ池近くのホテルで、落ち着いた雰囲気です。

3.当日の様子

・午前10時、下鴨神社の楼門前に両家集合!

楼門をくぐったところに待機している久保田写真館のスタッフさんに声を掛けます。たいてい写真の準備や、別組の結婚式の前撮り写真などを撮影されているのですぐにわかります。当日の写真撮影のお客さんの込み具合に応じて、先に撮影をするかそれともご祈祷をするか相談します。この日は写真撮影の方が空いていたので、ご祈祷の前に写真撮影をしました。撮影場所は楼門の中に入り、楼門を背景に撮影です。この時にレンタル衣装を持ち込んだのですが、写真館のスタッフさんが着せてくださいました。

・午前10時半 ご祈祷の受付

受付場所は、楼門内の右手奥。「ご祈祷・御朱印受付所」の表示がある所です。(↑写真の右端)受付所でお宮参りの旨、巫女さんにお伝えして、受付用紙に住所・氏名など必要事項を記入します。なおご祈祷の受付時間は午前9時~午後16時です。受付用紙とご祈祷料(10,000円)をお納めし、受付所左隣の待合室でしばし両家で歓談。赤ちゃんを抱っこしたり、写真を撮ったりして時間をつぶします。

・午前10時45分 ご祈祷の準備が整い、本殿前のご祈祷所に呼ばれます。

ちょうど本殿前のお賽銭箱の奥に長椅子がいくつか並べられているので、お賽銭箱に背を向ける形で着席します。本当にお賽銭箱のすぐ近くなので、小銭が飛んでくるかと思うくらいです(笑)。この日はもう一組と一緒にご祈祷を受けました。ご祈祷の要領(低頭などのタイミングなど)は全て都度巫女さんが指示して下さいますので、ご心配なく。

まずは神主さんからお祓いを受けます。御幣の和紙のすれる音が厳かな雰囲気をかもし出し、背筋の伸びる思いがします。

次に祝詞の奏上。神主さんにより両親と子どもの氏名・生年月日・住所が読み上げられ、その後子どもが健やかに育つようにと祈りを捧げて下さいます。このとき少し不思議な体験をしました。この日30度を超える真夏日だったのですが、ちょうど祝詞奏上が始まったタイミングで、背中のお賽銭箱のほうからひんやりとした風が首筋あたりを撫でて、本殿のほうに向かっていくように思われました。玉依姫命が、祈りは届いているよと合図を送って下さったかのようでした。

祝詞の奏上が終わると、最後に巫女さんが鈴をシャンシャンとならして鈴祓いをしてくださいます。非常に澄み切った神聖な音色で、親として子を無事に育てていかねばと気が引き締まる思いがしました。お宮参りは子どもの成長を祈るのはもちろんですが、親としての自覚を促すための通過儀礼でもあるのかもしれません。

・午前11時15分 約30分間でご祈祷は終了です。

帰りに頂いた手さげの紙袋、家に帰って確認してみるとこんな感じでした。

下鴨神社葵の紋入りの桐箱に入ったお守り

お札は、家にもともとあった神棚の右側にお祀りしました。ちなみに中央は伊勢神宮、左側は結婚式を挙げた平安神宮のお札です(本当はいずれも1年以上経っているので返しに行かないといけません(汗))

そして一番大きい箱に入っていたのが、なんと葵の紋入りのお食い初め膳!これはうれしい!!2カ月後にはお食い初めなのでぜひ使わせていただきたいですね。

ご祈祷が終わると、両家車2台に分かれてお食事会場の宝ヶ池のグランドプリンスホテル京都に移動します。下鴨本通りを北へ上がること約15分程度で到着です。

・午前11時半 お食事会

今回は足の悪いお年寄りもいたので、イスとテーブルのある個室を準備していただきました。赤ちゃんを寝かせておくためのかごと布団も用意していただけます。とても良心的な対応でした。

 

お食い初め膳。お料理はこの他に、ウナギのあんかけ、てんぷら盛り合わせと、ごはん、汁物などが付きます。ちなみに写真左上の赤い箱にはお持ち帰りようのお赤飯が入っていました。お祝い事らしくて良いですね。

デザートには夏みかんのゼリーと、抹茶羊羹が付いてきました。涼しげで良いですね。これだけついて、さらに赤ちゃん用のかごの準備や、粉ミルクを作るのも手伝っていただいたり、至れり尽くせりの内容でおひとり3,000円程度のお会計。大満足でした!

会場の窓から見える景色。お庭、、とまでは言いませんが、緑が鮮やかで心地よかったです。

・午後13時ごろ お食事会が終了

お宮参り衣装を借りた写真館のスタジオでおまけの写真撮影をして15時ごろお宮参りのイベントは終了しました。さすがに新生児を連れているとなかなか疲れますので、最後のスタジオ撮影はなくてもよかったかなと思いましたが、あとあと写真を見て幸せな気分になれますので、今となっては大満足です!

下鴨神社でのお宮参り、イメージは沸きましたでしょうか?一日を通して非常に満足度の高い内容でしたので、今後お宮参りを検討される方にも下鴨神社おススメです!