平安神宮で結婚式と披露宴を挙げてきました-準備から当日の様子、費用内訳まで-




立派な朱塗りの大鳥居や社殿がいまや京都のランドマーク的な存在となっている平安神宮。その歴史は意外と浅く、明治28年に平安遷都1100年の記念事業として建立された神社で桓武天皇がご祭神として祀られています。

池の周りを回遊するように配置された広大な池泉回遊式庭園は、春は桜、夏は新緑・花しょうぶ、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の顔を見せます。社殿、庭園ともに見ごたえのある平安神宮で挙式と披露宴を挙げてきましたのでその様子をリポートしたいと思います。

↑披露宴会場から眺める風情あるお庭(11月初旬なので紅葉の始まる時期)。参列者に大好評でした。

目次

1.平安神宮を選んだ理由(メリットとデメリット)

2.式当日までの準備

3.式当日の様子

補足.披露宴の詳細見積もり

1.平安神宮を選んだ理由

観光名所でもあり京都のランドマークの一つでもある平安神宮で挙式を挙げるのはどのようなイメージをお持ちでしょうか。敷居が高そう?観光客がいっぱいで落ち着かなさそう?いろいろあるかとは思います。前述のとおり何といっても平安神宮併設の披露宴会場は抜群のロケーションで、観光客のいない場所から優雅にお庭を眺めることができるのがポイントの一つです。以下では神前式を前提に挙式・披露宴会場をリサーチする中で平安神宮と平安神宮会館を選んだ理由を、メリットとデメリットに分けて説明します。

・メリット

①披露宴会場(平安神宮会館)のロケーション

お庭を眺める絶好のロケーションについては前述のとおりです。鏡開きなど披露宴でのイベントも神苑を背景に行われるので、記念撮影では特別な形で思い出を残すことができるのも大きなメリットだと感じます。

↑披露宴会場からの一コマ

↑鏡開きの様子。当日雨が降っていましたがそれも絵になる光景でした。

さらにロケーションのメリットを考えると、神宮内の親族の待合室・挙式会場・披露宴会場が至近距離にあり屋根のある通路で結ばれているので、挙式会場から披露宴会場への移動中に大雨が降っていようが雨にぬれない、高齢の参列者でも移動が楽など見落としがちだけど大きなメリットと言えそうです。ずいぶん昔のはなし、京都市内某神社での挙式を見かけたことがあったのですが、ほとんど傘が役に立たないくらいの大雨が降っており大変な思いをされているようでした。多くの神社は親族の待合室から挙式会場、挙式会場から披露宴会場までどうしても屋根のない通路を通るところが多いので気を付けておいた方がよいポイントだと思います。(私は雨男なのでとくに・・・)

②良心的な見積もり

挙式・披露宴費用の初回見積もりからオプションを付けていって、莫大な金額にふくれ上がるというのはよくある話。平安神宮会館では最初にオプションを最大に盛り込んだプランを見積もりとして出してくれます(担当者にもよるかも知れませんが)。それでも350万円程度で、あとは不要なプランや装飾を切っていく作業になるので懐への安心感があります。裏を返して言えば、ど派手な演出のようなオプションプランはないので、セレモニーや余興で個性を演出したい方には物足りないと思います。これはメリットでもありデメリットにもなりうる点ですね。なお、私の場合、最終的には総額300万円程度におさまりました。

③プラン選びのわずらわしさが少ない

例えばお料理は4種類からの選択ですし、衣装はお色直しの回数によってのみ料金が設定されており、好みの衣装を選ぶ形になります。セレモニーは3択で、酒樽を割る鏡開き・ウェディングケーキ、慶菓の儀(ウェディングケーキの和菓子バージョン)から選びます。他、装花などについてもセットプランで選ぶようになっており、とにかくオプションの選択肢がシンプルなのでわずらわしさが少ないです。衣装や装花などセットプランを選んだ後は、提携先の貸衣裳屋さんや花屋さんと打ち合わせをして詳細を詰めていきます。

・デメリット

デメリットも当然あります。

①京都駅からのアクセスがあまりよくない

まず京都駅からシャトルバスはありません。では公共交通機関はどうか。京都駅から平安神宮までの道のりは観光地が密集しているエリア。市バスを使おうものなら、(シーズン・市バス系統にもよりますが)渋滞にはまって歩いた方が早いなんてことも。鉄道を使う場合は、最寄り駅は京都市営地下鉄 東山駅になります。ただし、京都駅から乗り換えが必要なのと、最寄り駅から平安神宮まで徒歩10-15分ほど歩く必要があるので、遠方の方や足の悪い方は、タクシーを使うのが無難でしょう(おそらく2000-3000円程度)。京都駅からは道の混み具合にもよりますがタクシーで15-25分程度だと思われます。私の場合、この辺りの交通事情を主賓の上司に伝えていなかったため、主賓が遅刻するという悲劇が起きたのでご注意を!

②披露宴会場の定員が少ない(迎賓殿は最大60名程度)

お庭を眺められる披露宴会場(迎賓殿)は定員60名で設計されています。70名程度ならなんとか席を詰めて座れるかもしれませんが、友人・親族が多く80名を超えてくるようなら完全にキャパオーバーです。ただし、栖鳳殿という会場であれば最大120名程度まで収容できますが、残念ながら会場からお庭が見えません。

③オプションプランが少ない

メリットとの裏返しになりますが、ど派手で個性的な演出は難しいでしょう。

以上のデメリットを加味したうえでもメリットの方が勝ると考え、平安神宮に決めました。

 

2.事前の準備

挙式・披露宴までのおよそのスケジュールはこんな感じです。

平安神宮会館が衣装屋さんなど提携業者とのパイプ役となってくれるので、スケジュール管理や打ち合わせ設定はほぼ丸投げでOKです。ただし衣装とメイクのみ、最終段階(衣装や日本髪のかつら・かんざしを選ぶとき)で、個別に業者とのやり取りが発生します。

1年前:いい日取りを狙って、挙式と披露宴の会場予約

3-4か月前:衣装下見・打ち合わせと司会者の決定(衣装はあゆみブライダルさんでお願いしました)

3か月前:招待状の作成(宛名書きを1通200円でお願いすることもできますが、費用を浮かせるためにも夫婦で頑張って書きます)

2か月前:招待状の発送

1か月前:料理、装花、写真、引き出物の決定

料理は10,000円~17,000円の価格帯の4種類のコースから選びます。私は15,000円/人のコースを選択。装花は花屋さんとの打ち合わせを平安神宮会館が設定。予算に応じて色やイメージを伝えれば、あとはプロがしっかり仕事をしてくれます。引き出物はカタログがあるので、これとこれとこれ!というのを伝えればトントン拍子に決まっていきます。

イメージ通りの和風の仕上がりになりました。ちなみに折り鶴は家族総出で折まくりました。笑

3.式当日の様子

3-1 結婚式

不安でいっぱいだった準備は、平安神宮会館のプロの仕事のおかげもあり、意外と労せずに進み、あっという間に式当日がやってきます。

式当日は激しい雨!!でも控室→挙式会場の儀式殿→披露宴会場はすべて写真のように屋根付き通路で安心♪

厳かな雰囲気のなか、親族のみで儀式殿に進みます。一同着席すると、日本古来の楽器で雅楽が演奏されます。神聖な空気が流れ始めます。1歳の甥っ子は雅楽が流れ始めた瞬間、何が起こっているか分からない様子でそっこうで泣きやみました。笑 続いて神職の方からお祓いを受け祝詞(のりと)を奏上してもらい、神様に二人の結婚の報告と幸せをお祈りします。続いて一番の緊張どころ、夫による誓詞奏上!以下の文言をかまずに読み上げます。

”○年×月△日。平安神宮の御前にA男とB子、婚儀を行うにあたり、今より後は互いに相和し、相むつび、楽しきを分かち、苦しきを共に、長く久しく、めおとの道に背くことなく、家政を治め、家門の繁栄を図ることをここにお誓いいたします”

かもうがかまなかろうが、式はどんどん進んでいきます。笑 このあと三三九度でお神酒を新郎新婦でいただきます。お酒が弱い方は、飲まずに口を付けるだけでもOKです!西洋風になりますが、この後に結婚指輪の交換をします(省略も可能です)。巫女さんの舞の奉納、玉串拝礼、親族でお神酒を酌み交わせば結婚式次第は終了です。このあたりは平安神宮会館で式の様子のDVDを見せてもらえるので具体的なイメージが湧いてきます。

3-2 披露宴

結婚式終了後は両家親族で顔合わせの挨拶を経て、披露宴開始です!

会場を見渡してみるとイメージ通りの和の装飾!大満足です。

BGMは大正琴。セレモニーは鏡開き!改めて日本人でよかった!と思えました。

平安神宮での結婚式と披露宴の様子、いかがでしたか?純和風の神前式に雰囲気たっぷりの披露宴。これまでいろいろな結婚式に参列してきましたが、私がゲストだったとしても平安神宮での結婚式が一番だと思いました。気になった方は、まずは平安神宮会館に足を運んで見てくださいね♪

補足 披露宴の詳細見積もり

何だかんだで、何にどれくらい費用がかかるのか、一番気になるところ。せっかくなので最終の見積書を大公開しちゃいます。

・フリードリンク 2200円x57人=125,400円

・料理 15,000円x57人=855,000円

・樽酒 65,000円x1

・柄杓 700円x2=1,400円

・マス 400円x57人=22,800円

・会場費 50,000円x1

・衣装基本料(基本衣装+着付け) 300,000円

・新婦衣装追加料 240,000円

・新婦追加着付け 22,000円

・親族衣装料 73,000円

・親族着付けヘア 39,000円

・着付け室料 20,000円x2=40,000円

・司会料 55,000円

・琴奏者付き 48,000円

・記念写真 21,000円x3=63,000円

・焼き増し 4,000円x3=12,000円

・写真台紙 3,000円x3=9,000円

・記念品 2,850円x45組=128,250円

・引菓子 1,000円x45組=45,000円

・松魚(かつおなど) 950円x45人=42,750円

・桜橘雨 380円x56人=21,280円

・高砂装花 40,000円

・卓上装花 15,000円x6=90,000円

・カラークロス 900円x57人=51,300円

・両親花束 5,000円x2=10,000円

・ブーケ 30,000円

・マイク 4,000円x2

・プロジェクター 25,000円x1

・DVDデッキ 7,000円

・その他招待状や臨席表、席札など細々としたもので100,000円程度

合計 約2,900,000円

(結婚式は別途120,000円必要)

費用削減のポイントはx人数分のところ。数量が多いので、少し値段が上がるだけで、なかなかお財布にダメージがあります。笑

ゲストに失礼のない程度に何とかやりくりして予算と理想のバランスをとってみてはいかがでしょうか。